• 内科医師からスタートし、現在は三代続いている漢方専門のクリニックを銀座で開業中。女性系疾患(月経関連、更年期、 不妊症など)、アトピー性皮膚炎などから、ちょこっと体の弱い人までお見えになります。趣味はマラソン(基本的にはインドアでテレビ派)、猫(アメショ)、週に1回の外食。マラソンはsix stars finisher(東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク)日本人では338人目位の達成!!

気になる気のせい「喉のつまり感」に半夏厚朴湯は大本命、ダメなら次はどうする(2)?

  • 2023年2月7日

前回パート(1)をアップした日に偶然とは言え出来過ぎな感もあったのですが、薬局でレジを待つ列で前にいた女性の手にK社の半夏厚朴湯を持っていました。年の頃は40代中頃かと思いますが、更年期障害などに付随して出てくる喉のつま …

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気になる気のせい「喉のつまり感」に半夏厚朴湯は大本命、ダメなら次はどうする(1)?

  • 2023年1月31日

今回は最初に概略を・・・・ 喉のつまり感とは、「気」の滞りが原因で、喉に微小な浮腫(水滞)が生じたり喉の筋肉群が過緊張となり気になる状態。そこに半夏厚朴湯がどの様に作用するのか。今回はその原因が喉の気の滞りが主体であり、 …

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過敏性腸症候群と月経関連の悩みは大建中湯+四物湯で、まとめて良くできるかも!

  • 2023年1月24日

過敏性腸症候群が元々あって、月経不順や月経痛などを主訴として受診される方は思った以上に多いです。過敏性腸症候群は人口の10%程度、女性に多いらしいので、この両者で悩んでいる女性は多くおられると思います。 過敏性腸症候群に …

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女性系漢方(月経不順・困難症、更年期、内膜症から不妊症など)、ゆる〜い選び方とその理由

  • 2023年1月17日

女性系の漢方薬は数多くあり、どれを選ぶかは大変迷う所です。みなさんが薬局で選ぶ時も、あれやこれやで選ぶのは悩ましいと思います。大昔から多くの人が女性系疾患で悩んで来たからこそ、多くの処方が存在するのです。今回のお題は、「 …

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何かと話題の葛根湯について見直してみよう、そして誰でも小柴胡湯は大間違いです

  • 2022年12月27日

時期柄もあり、コロナ感染症やインフルエンザ関連での検索から当ブログにお見えになる方の数がかなり増えています。前々回のブログでも書きましたが、葛根湯や小柴胡湯加桔梗石膏がニュースになったおかげかと思います。 コロナ感染症や …

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「お屠蘇」は6種類の生薬をお酒に浸けて作る、いわゆる漢方酒みたいな縁起物です

  • 2022年12月20日

自分の小さい頃はお正月には必ずお屠蘇がありました。父親が朝にお酒に浸して作っていた記憶があります。元旦の朝は必ず家族揃って、新年の祝い事としてお屠蘇を口にしたものです。もちろんお酒ですから、子供の頃は少し唇を湿らす程度で …

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コロナ感染症やインフルエンザに今話題の葛根湯、小柴胡湯加桔梗石膏と柴葛解肌湯

  • 2022年12月13日

先週、東北大学が軽症〜中等症の新型コロナ感染症で葛根湯(かっこんとう)と小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことうかききょうせっこう)の服用で呼吸不全への増悪リスクが軽減したと発表しました。つまりこれらの漢方薬に重症化予防効果 …

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コートを着る時期には、冬用処方へ切り替えて内臓温度を上げましょう!(2)

  • 2022年12月6日

サッカーワールドカップの日本チームも残念ながら敗退し、気温だけではなく気持ちも何となく寒なって来ました。元々サッカーに全く興味のない私も頑張って夜更かししてテレビを見てしまい、今では祭りの後のような微妙に寂しい気分です。 …

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風邪、インフルエンザやコロナ感染症の漢方からの見方と風邪の常備薬(2号や11号)

  • 2022年11月22日

漢方には大昔から漢方独自の考え方があり、原則的には風邪やインフルエンザからコロナ感染症などもその考えに当てはめて漢方薬を選択する必要があります。大昔はウイルスや細菌を同定する手段も方法もなかったので、それらの感染症は全部 …

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そろそろ風邪やインフルエンザの季節です、当院の風邪薬2号、11号を常備すれば役に立つと思います

  • 2022年11月15日

当院でも11月に入ってからインフルエンザの予防接種を開始しています。まだ少し在庫がありますので、ご希望の方はお早めにご予約下さい。そもそも風邪とインフルエンザの症状は似ていますが、それぞれ異なるウイルスが発症原因となりま …

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