• 内科医師からスタートし、現在は三代続いている漢方専門のクリニックを銀座で開業中。女性系疾患(月経関連、更年期、 不妊症など)、アトピー性皮膚炎などから、ちょこっと体の弱い人までお見えになります。趣味はマラソン(基本的にはインドアでテレビ派)、猫(アメショ)、週に1回の外食。マラソンはsix stars finisher(東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク)日本人では338人目位の達成!!

脳の血流改善に釣藤散、頭痛、めまい、耳鳴りから認知症まで、手の震えなどに効果があった例を

  • 2023年3月28日

釣藤散(ちょうとうさん)と言う聞き慣れない名前の処方があります。これはタイトルにある様に、動脈硬化による頭痛、めまい、耳鳴りなどに使うのですが、更には軽度の脳血管型の認知症にも効果があると言われています。時間の経過した重 …

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みぞおちの違和感は胃の不調だけではなく・・・・(前回の続き):日本漢方は腹診が大切(半夏瀉心湯)

  • 2023年3月18日

前回の続きです。21日が春分の日で休診なので、早めにイレギュラー更新です! 実際の例を挙げると 精神科で精神経疾患を治療中のある患者さんが、喉の詰まりや胸のモゾモゾ感を自覚され、耳鼻科を受診されましたは問題がなかったので …

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みぞおちの違和感は胃の不調だけではなく、気の悪さの原因にもなります(半夏瀉心湯と葛根湯)

  • 2023年3月14日

胃のあたりでの詰まり感は「気」のせいかも 以前に、喉の詰まりは気のせい(仕業)と書きました。(喉の詰まりが気になる方まずは、こちら)その部分で気が停滞しているためです。気が停滞する部分は喉だけではありません。胃のあたり( …

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花粉症の漢方と言えば小青竜湯、その効果はどんな感じで出てくるのか?

  • 2023年3月7日

天気予報などで連日の様に「いよいよ明日からは花粉のピーク!」だとか「過去最大級の飛散!」などとよく耳にします。そもそも明日からピークと毎日言われると、「今日がピークじゃなかったの??」と、少し混乱して来ます。ピークがいつ …

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そろそろ困ったマスクの下の頑固なニキビ、皮膚科治療で治り切らない時には漢方も!

  • 2023年2月28日

3月13日からマスクの着用に関して個人の判断に委ねられることになりました。個人的には助かります。メガネは曇るし、何よりもマスクの紐に耳が引っ張られて側頭部の緊張性頭痛や肩凝りが酷くて困っていました。当院の鍼灸部にもそうい …

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女性系の有名処方、当帰芍薬散か加味逍遙散どちらを買おうか、お悩み解決(2)

  • 2023年2月21日

前回の続きになります。今回は前回よりも少し踏み込んで、加味逍遙散の構成を詳しく考えてみます。少しややっこしいので今回の内容は知らなくても全く問題ありませんので、ご興味なければ読み飛ばして下さい。ただ処方する側としては構成 …

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女性系の有名処方、当帰芍薬散か加味逍遙散どちらを買おうか、お悩み解決(1)

  • 2023年2月14日

当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸は女性系の3大漢方 当帰芍薬散、加味逍遙散は女性系のメジャー処方です。これに桂枝茯苓丸も加えて上手に使い分けできれば、薬局などで購入できる範囲の漢方治療としては上出来です。しかし残念なこ …

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気になる気のせい「喉のつまり感」に半夏厚朴湯は大本命、ダメなら次はどうする(2)?

  • 2023年2月7日

前回パート(1)をアップした日に偶然とは言え出来過ぎな感もあったのですが、薬局でレジを待つ列で前にいた女性の手にK社の半夏厚朴湯を持っていました。年の頃は40代中頃かと思いますが、更年期障害などに付随して出てくる喉のつま …

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過敏性腸症候群と月経関連の悩みは大建中湯+四物湯で、まとめて良くできるかも!

  • 2023年1月24日

過敏性腸症候群が元々あって、月経不順や月経痛などを主訴として受診される方は思った以上に多いです。過敏性腸症候群は人口の10%程度、女性に多いらしいので、この両者で悩んでいる女性は多くおられると思います。 過敏性腸症候群に …

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女性系漢方(月経不順・困難症、更年期、内膜症から不妊症など)、ゆる〜い選び方とその理由

  • 2023年1月17日

女性系の漢方薬は数多くあり、どれを選ぶかは大変迷う所です。みなさんが薬局で選ぶ時も、あれやこれやで選ぶのは悩ましいと思います。大昔から多くの人が女性系疾患で悩んで来たからこそ、多くの処方が存在するのです。今回のお題は、「 …

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