• 内科医師からスタートし、現在は三代続いている漢方専門のクリニックを銀座で開業中。女性系疾患(月経関連、更年期、 不妊症など)、アトピー性皮膚炎などから、ちょこっと体の弱い人までお見えになります。趣味はマラソン(基本的にはインドアでテレビ派)、猫(アメショ)、週に1回の外食。マラソンはsix stars finisher(東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク)日本人では338人目位の達成!!

コロナ感染症やインフルエンザに今話題の葛根湯、小柴胡湯加桔梗石膏と柴葛解肌湯

  • 2022年12月13日

先週、東北大学が軽症〜中等症の新型コロナ感染症で葛根湯(かっこんとう)と小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことうかききょうせっこう)の服用で呼吸不全への増悪リスクが軽減したと発表しました。つまりこれらの漢方薬に重症化予防効果 …

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コートを着る時期には、冬用処方へ切り替えて内臓温度を上げましょう!(2)

  • 2022年12月6日

サッカーワールドカップの日本チームも残念ながら敗退し、気温だけではなく気持ちも何となく寒なって来ました。元々サッカーに全く興味のない私も頑張って夜更かししてテレビを見てしまい、今では祭りの後のような微妙に寂しい気分です。 …

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いきなり寒くなって来ましたが、冬用処方へ切り替えて内臓温度を上げましょう!(1)

  • 2022年12月1日

食事でも夏は冷たい物、冬は温かい物が好まれる様に漢方薬も夏冬で切り替えることがあります。最近は夏のエアコンが強い職場が多いため、真夏でもお腹や背中が冷える方もおられ夏場も温性の処方を使うことがあります。しかし夏に冷やす処 …

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風邪、インフルエンザやコロナ感染症の漢方からの見方と風邪の常備薬(2号や11号)

  • 2022年11月22日

漢方には大昔から漢方独自の考え方があり、原則的には風邪やインフルエンザからコロナ感染症などもその考えに当てはめて漢方薬を選択する必要があります。大昔はウイルスや細菌を同定する手段も方法もなかったので、それらの感染症は全部 …

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そろそろ風邪やインフルエンザの季節です、当院の風邪薬2号、11号を常備すれば役に立つと思います

  • 2022年11月15日

当院でも11月に入ってからインフルエンザの予防接種を開始しています。まだ少し在庫がありますので、ご希望の方はお早めにご予約下さい。そもそも風邪とインフルエンザの症状は似ていますが、それぞれ異なるウイルスが発症原因となりま …

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実際に当帰芍薬散を自分で買って試してみたい場合に具体的にどの様に服用すれば効果的だろうか?

  • 2022年11月8日

当帰芍薬散について過去のブログで色々と書いて来ましたが、患者さんから「遠方でここに来れない友人に当帰芍薬散を勧めてあげたいのですが、どの様な感じで説明すれば良いですか?」と言うストレートな質問がありました。自己判断で適当 …

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さらに当帰芍薬散について、妊婦さんからお天気頭痛や眩暈にも応用できます!

  • 2022年11月1日

当帰芍薬散のあれこれについて、ブログに中で過去に2回程書いて来ましたが、今回はもう一歩踏み込んで実際にはどの様に処方しているかについて書いてみます。 (過去ブログはこちら、あの当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)も五苓散の …

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当帰芍薬散の根本となっている四物湯(女性系の大基本処方)について見てみよう

  • 2022年10月25日

以前のブログ(あの当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)も五苓散の生薬が基本です)で当帰芍薬散=四物湯(しもつとう)+五苓散(ごれいさん)と書きました。細かいことを書けば、そこから桂枝、猪苓、地黄を抜くのですが、あまり難しい …

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よく漢方で言う「気」とはどういうモノ?簡潔に言うと気分の「気」、元気の「気」

  • 2022年9月20日

漢方では「気」の流れが大切だとか、「気」が十分にないといけないだとか言いますが、そもそも気は漢方的概念であり目に見えないものなので想像するのは難しいでしょう。深く考えずに簡潔に言うと、気は気分や元気の気であり、精神状態で …

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漢方漫談 “そば” その三」解説、蕎麦に含まれるルチン(Rutin)に抗がん作用があるのか?

  • 2022年9月12日

漢方戯言のコーナーに「漢方漫談 “そば” その三」を公開しました。詳しくは読んで頂けると分かるのですが、要約すると、「食道癌や胃癌の患者さんに蕎麦・野菜のみの厳格な食事制限をすると予後が延びた。今現在(1970年)それほ …

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