• 内科医師からスタートし、現在は三代続いている漢方専門のクリニックを銀座で開業中。女性系疾患(月経関連、更年期、 不妊症など)、アトピー性皮膚炎などから、ちょこっと体の弱い人までお見えになります。趣味はマラソン(基本的にはインドアでテレビ派)、猫(アメショ)、週に1回の外食。マラソンはsix stars finisher(東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク)日本人では338人目位の達成!!

新型コロナ感染症の漢方治療は変わったのか、それともまだ清肺排毒湯?

  • 2022年9月5日

コロナ感染の第7波も落ち着きつつありますが、コロナ感染の漢方治療を希望される方からの問い合わせは相変わらず続いているのが現状です。コロナ感染の当初は、清肺排毒湯(せいはいはいどくとう)が効果がありました。服用すると胸苦し …

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その首が回らない(肩首の凝り)原因はスマホ?それとも借金??

  • 2022年8月29日

ある患者さんが、「最近、首が痛くて握力も落ちて手先に痺れも感じる」とおっしゃいました。じゃあ近所(銀座)で直ぐにMRI検査できますよ、となって検査してもらって来ました。結果、立派な頚椎のヘルニアだったので、MRI写真(C …

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新コーナー漢方戯言をスタート、まずは「食養論」を掲載開始しました

  • 2022年8月22日

漢方を飲む方は食事にも気を使われる方が多いと思います。例え胃腸の状態が良くともアトピー性皮膚炎やニキビなどの皮膚疾患は食べ過ぎたり、食べ物が悪いと直ぐに悪化してしまうことは、多くの皆さんが経験されているでしょう。さらには …

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胃もたれなど、胃の不具合に使う漢方薬は種類が多すぎて迷います!

  • 2022年8月16日

生クリームを使ったケーキやアイスコーヒーを極々たまに食べるのですが、若い時から必ず胃もたれします。3時頃に食べると、夕食どきも胃もたれしたままで空腹感が全くありません。生クリームの様な油物は消化に時間がかかり、胃の動きも …

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漢方系の学会雑誌でも新型コロナ感染症に対する漢方治療の報告が増えています

  • 2022年8月8日

昨今テレビをつけると「日本感染症学会では・・・・」とか、よく聞きますが、漢方界にも立派な学会はいくつか存在します。それぞれの学会では学会雑誌と言うものを発行していて、その中で新しい治療の発見やこんな症状にこの処方を使った …

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和中飲(わちゅういん)、暑気あたり予防の漢方茶で胃腸もスッキリ!含まれる桂枝(けいし)について

  • 2022年8月1日

前回のブログでも和中飲を書いたのですが、これが思ったより好評で嬉しい悲鳴です。ちなみに和中飲の構成生薬は枇杷葉、桂枝、縮砂、我朮、藿香、呉茱萸、木香、丁香、甘草の9種類です。 先日、生薬問屋さんが京都から訪ねて見えた時に …

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あの当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)も五苓散の生薬が基本です

  • 2022年7月29日

当帰芍薬散=四物湯+五苓散(マイナス3種類の生薬) 女性系疾患ある人(瘀血)で浮腫みなどの水毒症状ある方が適応です。異なる作用の2つの処方を合わせた物が当帰芍薬散です。キャッチ画像の冷しゃぶと温しゃぶのタレ以上に異なる2 …

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肝腎養生のための漢方薬、今回は五苓散(ごれいさん)二日酔いにも効く「水毒」の処方!

  • 2022年7月25日

五苓散(ごれいさん)はメジャーな処方で良く頻用されるので、服用したことがある方も多いかと思います。タイトルにも書いていますが、二日酔いにも用いられます。これは下の方に書いてあるのでよろしければ最後までご覧下さい。 五苓散 …

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肝腎(肝心)養生のための漢方薬、続き〜柴苓湯(さいれいとう)など

  • 2022年7月22日

前回の話の続きになります。 肝腎は前回も書いた様に、「気」をコントロールしたり貯蔵したりの作用がある部位です。さらには、肝腎は漢方でも代謝機能に関係ある部位、つまり解毒に関係していると考えています。この両者は協力関係にあ …

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肝腎(肝心)養生のための漢方、肝・腎について、あの「うなぎ」にも肝腎を補う作用あります

  • 2022年7月19日

今週末は土用の丑の日です。土用のうなぎが夏バテに良いと言うフレーズは200年前に平賀源内が、流行らなかったうなぎ屋のために考えたフレーズだと本に書いてありました。うなぎは漢方的には、肝や腎(さらには脾)に良い食べ物とされ …

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