美容漢方・皮膚美容の漢方治療
Beauty Kampo · Hosono Kampo
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【美容漢方とは】砂漠に水を撒いても意味がない
「見た目が変わると、心も変わり人生が変わる——ある美容外科医の言葉ですが、漢方で考える美容はまず内側の掃除(デトックス)から始まります。内臓が汚れ、血が滞っている状態で、いくら高価な化粧品やレーザーを試しても、それは砂漠に水を撒くようなものです。外側だけ取り繕うのは美容ではない——漢方の美容は内側から根本を変えることです。」
【細野流・美容漢方の三段階】
「漢方の美容治療は三段階で進みます。段階を踏まずに仕上げの生薬だけ使っても効果は出ません——この順番が肝心です。」
(解毒・胃腸)
(瘀血)
美肌生薬
【第一段階:デトックス】胃腸を整えることが美容の起点
「ニキビ・肌荒れ・くすみが続く方の多くは、胃腸の解毒機能が低下しています。便秘がちな方の肌が荒れやすいのはこのためです。まず六君子湯(りっくんしとう)や補中益気湯(ほちゅうえっきとう)で胃腸を整え、不要なものを排出できる体を作ります。荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)など解毒系の処方を加えることで、体内に溜まった毒素を皮膚から追い出す力を高めます。」
【第二段階:血流改善】桂枝茯苓丸加薏苡仁と四物湯
「皮膚のキメ・色・質感は血の巡りで決まります。桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)は瘀血(血の滞り)を改善しながら、薏苡仁(よくいにん)の美肌効果を発揮する処方で、ニキビ・色素沈着・肌のくすみに幅広く使います。女性の場合、月経の血流改善は肌を内側から変えます。生理前に肌が荒れる・ニキビが増えるという方は瘀血が根本にあることが多い。四物湯(しもつとう)は血を補いながら皮膚の血流を改善する基本処方です。」
【第三段階:仕上げの美肌生薬】薏苡仁と黄耆
「デトックスと血流が整った上で、薏苡仁(よくいにん)と黄耆(おうぎ)が真の力を発揮します。薏苡仁は肌のきめを細かくし、色素沈着・ニキビ跡・いぼを改善する生薬。黄耆は皮膚のバリア機能を高め、傷の治りを促進します。この二つを主体に、あなたの体質に合わせて配合を調整します。市販のヨクイニンサプリとの決定的な違いは0.1g単位のサジ加減です——量と配合によって効果はまったく変わります。」
【実際の臨床では】美容と婦人科・胃腸は縦横無尽に繋がる
「肌荒れだけ、くすみだけという方はほとんどいません。ニキビ+生理不順、肌のくすみ+慢性疲労、アトピーの色素沈着+胃腸の弱さ——これらが同時に重なっています。美容漢方はアトピー治療・婦人科治療・胃腸治療と根本が繋がっています。当院ではどの科の症状でも、必ず胃腸の状態から見直す——これが三代98年の美容漢方の出発点です。」
お悩みと処方の対応 — ひと目でわかる一覧
| お悩み・状態 | よく使われる処方 |
|---|---|
| 肌荒れ・ニキビ 胃腸の弱さ・解毒 |
六君子湯 荊芥連翹湯 |
| ニキビ跡・色素沈着 くすみ・瘀血 |
桂枝茯苓丸加薏苡仁 薏苡仁 |
| 肌の乾燥・血流不足 皮膚のキメ改善 |
四物湯 黄耆 |
| 生理前のニキビ悪化 ホルモンバランス |
桂枝茯苓丸加薏苡仁 加味逍遙散 |
| 透明感・美白 仕上げの美肌 |
薏苡仁 黄耆 (0.1g単位の組み合わせ) |
| アトピー後の色素沈着 皮膚の回復 |
四物湯 黄耆 薏苡仁 |
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※ 実際の処方は診察の上、あなたの「証」に合わせて0.1g単位で調整します。
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当院では一人ひとりの証に合わせ、0.1g単位で処方を仕立てます。
三代、受け継がれる漢方の知恵
細野 史郎
創始者(初代)
1928年開院
細野 八郎
二代目院長
細野 孝郎
現院長(三代目)