• 内科医師からスタートし、現在は三代続いている漢方専門のクリニックを銀座で開業中。女性系疾患(月経関連、更年期、 不妊症など)、アトピー性皮膚炎などから、ちょこっと体の弱い人までお見えになります。趣味はマラソン(基本的にはインドアでテレビ派)、猫(アメショ)、週に1回の外食。マラソンはsix stars finisher(東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク)日本人では338人目位の達成!!

和中飲は少し甘味があってサッパリしています!

和中飲(わちゅういん)とは9種類の生薬から作った健康茶です。漢方茶と言っても良いのですが、漢方と言うと何となく苦い印象があるかも知れません。またカテゴリー的にも漢方薬ではなくて、食品(健康食品)に分類されます。和中飲は少し甘味がありサッパリとして苦味やエグ味はありません。

昨年書いた和中飲のブログ記事はこちら

多くの方が夏になると和中飲を冷やして飲まれるので、以前は夏場だけ作っていました。そのため「夏バテで食欲が落ちた時のお茶」と言う印象が強かったと思います。しかし基本的に消化を手助けする健康茶なので寒い時期には温かい和中飲を飲まれる方もおられました。「まだ作らないの?」とリクエストが多かったので、今年は例年より早く、本日より和中飲を作成することにしました!

作り方は15分煮出すだけ

1パックを1〜1.5L程度の水に入れて沸騰させて下さい。沸騰後、弱火にして15分煮出します。15分経過後には必ずパックを取り出して下さい。長く煮出しすぎると苦味やエグ味が出てしまうのでご注意下さい!

生薬の値上がりが激しいのですが、1袋5パック入り、頑張ってお値段据え置きの2,700円(税込)です。

和中飲の9種類の生薬

当院で作る和中飲の1パックにこれだけの量の生薬が入っています!ティーバッグをそのままヤカンなどに入れて煎出するので、袋を開けて中身を確かめる方はあまりおられないかと思いますが、思ったより具沢山かと思います。

以下に和中飲の生薬について、当院の薬剤師(生薬認定薬剤師)が書いてくれたチラシから抜粋です。

枇杷葉(びわよう):暑気あたりの予防や治療に。和中飲の味の決め手!

桂枝(けいし):全身の血行を良くして胃腸の働きを整えます。頭がスッキリ!

木香(もっこう):胃腸の機能を回復させます。夏におなかが緩くなるのを防ぎます。

藿香(かっこう):食欲不振や消化不良、夏バテ頭痛に。アロマテラピーではパチュリと呼ばれインドっぽいオリエンタルな香がします。

呉茱萸(ごしゅゆ):胃腸をあたためて食欲UP!!

甘草(かんぞう):全体の薬効を調和させて、味も整えます。天然の甘味

縮砂(しゅくしゃ):疲れた胃腸の働きを良くします。ストレス不調にも効果が。

丁子(ちょうじ):香辛料でお馴染みのクローブです。胃を温めて消化をUP!口臭にも効果ありなんです。

我朮(がじゅつ):紫ウコンと呼ばれます。胃腸を動かしてガスが溜まるのを防ぎます。免疫力UPにも!

あくまでも漢方薬ではなく食品分類になりますので、普通のお茶と同じ感覚でお飲み下さい。もちろんお食事の時にもお飲み頂けます。

ランニングコースの途中にあの有名な背脂マシマシのラーメン屋があるのですが、その店舗の前の自動販売機に脂肪の吸収を抑える黒ウーロン茶が売っています。食べたい物は食べる、でも気になる・・・・その気持ちは理解できます。そんな感じで和中飲もお試し頂ければと思います!!

予定表と一緒にチラシも同封します。

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細野漢方診療所 細野孝郎