• 内科医師からスタートし、現在は三代続いている漢方専門のクリニックを銀座で開業中。女性系疾患(月経関連、更年期、 不妊症など)、アトピー性皮膚炎などから、ちょこっと体の弱い人までお見えになります。趣味はマラソン(基本的にはインドアでテレビ派)、猫(アメショ)、週に1回の外食。マラソンはsix stars finisher(東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク)日本人では338人目位の達成!!

しばらくお休みを頂いている間にロンドンマラソンを走って来ました。2013年にイギリス旅行をした時に、いつかはバッキンガム宮殿前でゴールするロンドンマラソンに出たいなと思ってやっと念願が叶いました。元々は2020年に走る予定でしたが、コロナで延期になったり渡航出来なかったりして、今回を逃すと出走権そのものが消失するところでした。今年に入ってから左股関節の痛みが酷く、5キロ程度走るとしばらく休まないと続けられない状態でした。痛みが8月に入っても続くので9月からは走るのは5キロまでにして、後は早歩きなどで筋力を維持していました。面倒だったストレッチも30分程度は必ずやる様にして10月2日の当日を迎えました。走ってゴール出来るかは自信なく、いざとなれば歩いてでも最後まで続けるつもりでした。長い休足期間やストレッチの効果あり、10kmを経過しても痛みは全くありませんでしたが、長い距離を走る練習が出来ていなかったので心拍数が上がってしまい、途中で更なるスローダウンを要しましたがノンビリと沿道の観衆の人達とのやり取りを楽しみながらゴールできました。延々と5時間もかかりましたが全く苦にはなりませんでした。そして最後は肩も痛くなくきちんと万歳できました!(さすがに腰は落ちていますが・・・・)

世界には6大マラソンレースシリーズがあって、この6つのレースを全て完走した人は大きなメダルが貰えて名前がボードに刻まれます。世界でもまだ9000人程度しか達成していないし、日本に限ると400人にも至っていません。達成したアメリカ人の友人は大々的なパーティを開きましたし、日本でも地方版の新聞には地元の人の達成が写真入りで掲載されたりしています。ここまで東京(2013年以降のみカウントされます)、ニューヨーク、シカゴ、ベルリン、ロンドンと5つ完了したので残るは来年4月17日のボストンのみです。と言うことで少し気が早いのですが来年の4月の後半は休診(ボストンからの遠隔診療、送薬は対応可能)となります。

さて、ロンドンに滞在中も漢方やビタミン類はいつも通りに服用しました。自分が十年以上飲んでいる柴苓湯加茵蔯山梔子(さいれいとうかいんちんさんしし)と夜に一回の大柴胡湯加厚朴(だいさいことうかこうぼく)です。毎日の習慣を変えるとろくな事はありませんし、そのお陰でこの歳になってもアメリカやヨーロッパまで行ってフルマラソンを走って帰って来れるのだと思っています。

ビデオは正面にビッグベンを見て右に曲がりバッキンガム宮殿前のゴールに向かう所です。web用に解像度を落としているので少々荒いですが、雰囲気は伝わるかと思います。(ビデオが表示されない時は別のブラウザーでお試しください)

ミニヨンの仮装をしたランナーとはずっと抜きつ抜かれつ・・・・・当日はあんなに暑かったのに恐ろしくタフで手強いミニヨンでした。誰も興味ないとは思いますが次回は絶景のタワーブリッジを動画でアップします。

細野漢方診療所 細野孝郎